|阿蘇コラム|阿蘇に行ってきました。

3月、『阿蘇タカナード』を作っているさとうちかちゃんのご招待で熊本県の阿蘇へと行ってきました。 お仕事をしているにもかかわらず一度も訪問したことがなかったのでこの機会をいただけてすごく嬉しかったです。 ちかちゃんと同じく一緒に案内してくれたのが熊本市出身のさやかちゃん。 二人は高校、専門学校の同級生です。(私と二人とは専門学校の先輩後輩の繋がりです) 二泊三日、阿蘇を中心にいろんな場所へと案内してもらいました。 訪問での経験は『阿蘇コラム』としてこれから少しずつ紹介していきたいと思います。

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 今回は阿蘇に来てまず気になった、土地の形や成り立ちについて紹介したいと思います。 阿蘇は外輪山という山々に囲まれた平地とその中心に火山というドーナッツのような特殊な地形。地図でみるとテーマパークのようでなんだか可愛い。

その昔、約30万年前の大きな噴火活動により多くの噴出物を出し、大地が陥没し『カルデラ』が形成されました。 その後は雨水がたまり湖に、現在は平地となり、そこで人々が生活をしています。 阿蘇カルデラは日本最大で現在でも火山活動が続いています。 そこでは農作や豊富な温泉地や水源があり、広大で自然豊かな世界が広がっています。 そして阿蘇の一番の特徴は山が雑木林(木)ではなく、草原であること。 春夏は青々とした美しい草の絨毯が広がります。 今回行った3月は野焼きの後だったので黒と枯れ草色の山々が広がりそれはそれで美しい景色でした。 この草原は人の手によって管理されています。 草原は牛馬の飼料や農業の緑肥や堆肥に利用され、雑木林にならないように3月に野焼きをします。 これが千年前から続いている歴史ある農作業の一つだそうです。 外輪山から眺める阿蘇の景色は雄大で美しく圧巻です。 見渡す限りどこまでも続く草原、平地を見渡せる見晴らしの良さ、火山活動、 他の地域では見られない景色かなと思います。 この素晴らしい阿蘇の地を活性化させたい、 歴史や伝統を次世代へと伝えて未来へと繋げていきたいと活動するちかちゃんから教えてもらいました。 実際に阿蘇を丁寧に案内してくれたおかげで私も阿蘇の魅力に引き込まれました。 この阿蘇訪問で感じた事を私からも伝えていけたらなと、 地道に活動するちかちゃんを陰ながら応援したいなと思います。